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9月27日(水) 野球 vs韓国戦(銅メダル・マッチ)
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| 先日の予選で、韓国に延長戦負けをしている日本。今日こそ、本当に負けられない「銅」メダルをかけての対戦です。この日、朝からどしゃ降りの雨で「試合はどうなるの?」と言った感じでしたが、試合開始約1時間前から、うってかわった晴天!となりました。 韓国チームの監督は先日の日本戦での勝利について「他のチームに負けても、今日は絶対に負けるわけにはいかなかった。国のために。」と言ったとか・・・。くそ〜、そんなことを言われて、今日こそ絶対にリベンジ!!と、応援にもいっそう熱が入るのでした。
日本先行で、1回の表。沖原、飯塚、田口の3選手が3者凡退に倒れます。その裏、韓国の攻撃で、先頭打者にいきなりのレフト前ヒット!続く打者にも、ライト前ヒットを打たれ、ノーアウト1塁2塁。・・・・・ 1回でいきなり4点も入れられてしまった先日の韓国戦の再来か・・・と青くなりました。 しかし、ここで松坂くんは踏ん張ります。続くバッター2人を三振に、その後もセンター・フライに打ち取り、ピンチを切り抜けました。 2回表、日本の4番を背負って立つ中村選手が、レフト越えの大きな2ベース・ヒット!!続く松中選手がセカンド・ゴロに倒れる間に、中村選手は3塁へ!
続く梶山選手が三振で2アウト。8番打者の平馬選手がまたもやのフォア・ボールで、2アウト満塁!まだまだ、得点のチャンス!・・・ しかし、9番打者の鈴木選手(捕手)が見逃しの三振・・・・ 日本は、絶好の得点チャンスをものにすることができませんでした・・・。 2回裏、韓国のバッターを三振、三振、セカンド・ゴロに打ち取り、立ちあがりの悪かった松坂投手の右腕がうなりを上げ始めます。この、投球を見て「今日は、この前とは違う!」と確信しました。 3回の表、日本の攻撃はファースト・ゴロが2つ、フォア・ボールで塁には出たものの、続くバッターが三振で3アウトで 韓国の攻撃に変わります。 3回裏、先頭打者を三振、続くバッターはショ−ト・ゴロと、ますますピッチングにキレがでてきた松坂投手。3人目のバッター、パク選手がバッター・ボックスに立っているとき、松坂くんの投げた球をバットに当てることができたのですが、バットは真っ二つに折れ、ピッチャー・マウンドの方へ飛んできました。 松坂くんは瞬間に、折れたバットを避けながら、「あれ?球はどこ?」といった表情。そうなんです。折れたバットはあるのですが、球がない。すると、鈴木捕手が「ここだよ!」とばかりに、高くボールを上げて見せました。 すごい怪力・・・いや、快球。バットが折れても、球はそのままキャッチャー・ミットに、ズボッと収まっていたのです!この様子を見ていた、大リーグのスカウト連中は、「おおーー」と奇声を挙げて、「スゴイ!」と口走っていました。(きっと、松坂くんの投球力の評価が上がったことでしょう) 続く4回、5回とどちらのチームもお互いの投手を打ちあぐね、得点することができません。6回の裏、韓国の攻撃で、ちょっとしたピンチがありました。先頭打者をセカンド・ゴロに打ち取った後、1,2塁間を抜けるライト前のヒットで、1アウト1塁とした韓国は、続くバッターをフォア・ボールで塁に出し、1アウト1塁2塁とします。 続くバッターは三振に打ち取ったものの、その間に2塁走者が3塁へ。2アウト1塁3塁となりましたが、松坂くんはよく踏ん張り、続くバッターをセンターフライに打ち取りました。(ホッ・・・、大きな当りだったので、内心ヒヤヒヤものでした。) 7回も両者得点できず、8回の表、日本の攻撃。まったく奮わない日本打線・・・この回も3者凡退に倒れます。 その裏、韓国の攻撃。先頭打者がショートへ打ち返します。ショートの沖原選手がよく止めたのですが、1塁送球が間に合わず、ノーアウト1塁。 ここで韓国は手堅く送りバントで塁を進めます。続くバッターはセカンドへの当り、セカンドの平馬選手がちゃんとキャッチしたのですが・・・、1塁への悪送球で、その間2塁走者が3塁へ!しかも、1塁もセーフ・・・。1アウト1塁3塁と、今度は韓国が得点のチャンスです。 続くパク選手をキャッチャー・フライに打ち取り、これで2アウト。しかし、まだ1塁3塁ですから、気は抜けません。続くリー選手がバッター・ボックスに立っているとき、三振!と思いきや、バットにかすったらしく(音は聞こえませんでしたが・・・)、ファール・チップとなり、三振と思っていた鈴木捕手の送球が遅れ、1塁走者が2塁へ!!2アウト2塁3塁。 このファールの判断が命運を分けることになろうとは・・・ このリー選手が、再びバッター・ボックスで体制を立て直している時、鈴木捕手は、立ったままジッと考えているようでした。「次に何を投げさせるか・・・」ということだったのでしょう。松坂くんは、鈴木捕手のだしたサインに、首は振りませんでした。そして、精一杯の投球!その投げた速球は、リー選手のバットによって、センター前へと運ばれ、2点を生み出す2ベース・ヒットとなったのでした・・・。その後も勢いに乗った韓国は、ライト前のヒットを打ち、3点目をたたき出します。2アウト1塁となってから、ようやく次のバッターをセンター・フライに打ち取り、3アウト。 ボーゼンとなった8回裏でした・・・。
ここで、韓国は外野の選手を交代します。日本の攻撃は、主力打線4番バッターの中村選手から。しかし・・・三振・・・。 続く松中選手がライト前の大きな2ベース・ヒットを放ち、日本は逆転に向けて、多いに盛り上がります。 大リーグのスカウト陣も、NBC(米放送局)のスポーツ担当記者も、日本を応援してくれています!次のバッター田中選手にも「ユー(田中選手の下の名前はユキオ)、ゴー(GO!のこと?)」と大声で声援を送ってくれています。 その田中選手が、センター前のヒット!!その間松中選手が帰って、1点!1対3とします。本当に、奇跡の逆転なるか!?と思われた攻撃もここまで。 昨日のキューバ戦で、センターへのクリーン・ヒットを放っている広瀬選手が、あえなく見送りの三振、続くバッターに代打の阿部選手が登場したものの、あえなくセカンド・ゴロに倒れ、試合終了。日本の「野球」五輪は、メダルを韓国にさらわれて、終わりました。 8回裏を終え、うなだれながら、ベンチに引き上げる選手達・・・。マウンドから降りる松坂くんの放心したような表情・・・。 阿部選手がセカンド・ゴロに倒れ、負けが決まった瞬間、 ベンチに座ったまま紅潮した顔の松坂くんに、杉浦選手が声を掛け、ポンと肩をたたいた瞬間、目がうるんできたのを隠すように、ユニホームの袖で、額のあたりをぬぐっていました。 ずっとベンチで仲間のプレーを見守っていた黒木選手、杉浦選手も泣いています。いつもは堂々としていた中村のり選手も・・・。みんな・・・。 いつもより、かなり時間がかかって、ベンチを引き上げてきた日本選手たち。最初にベンチを後にしたのは、チームの主将杉浦選手でした。泣いたことがはっきりとわかる、赤い顔で、ズラっと並んだ日本の報道陣にペコっと会釈をしていました。 その後に、黒木選手。昨日のキューバ戦で力投したにもかかわらず、負けてしまったことを「マジで悔しい!」と言っていた黒木さんは、涙を何度も袖でぬぐっていました。 その後に続いて出てきた選手も、皆涙が止まらない様子・・・。その中で、松中選手が報道陣が並ぶ通路手前で立ち止まり、やってくる選手一人一人の肩を叩きながら、励ましている姿が印象的でした。 絶対泣かないと思っていた中村選手も、涙で目も顔も真っ赤にして・・・。最後にやってきた松坂くんは、報道陣のいる通路の手前で、立ち止まり、2度ユニホームの袖で顔をぬぐってから、差し出されるインタビュー・マイクに向かっていました。 始終うつむき加減で、帽子を目深にかぶったまま・・・。きっと涙を流したのを見られたくなかったのでしょう。 プロの選手とアマチュアの選手が一丸となって戦った、初めての五輪。メダルを掴むことはできませんでしたが、熱く燃える闘志を見せてくれた彼らに、乾杯!!
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